ゆる~い読書で良いのだ
モンテーニュちゃん
フランスの思想家、モラリスト、法官辞職後、聖賢の書に埋もれて随想「エセ」を書いた。友人はアンリ4世。
「本を読んでいて、むつかしいところにぶつかっても、私はやきもきしたりはしない。一突き二突き、あとはほっておく。
いつまでも立ちどまっていると、頭がぼんやりする、時間がきえる。私は即戦即決の精神なのだ。一突きで解らぬことは、執着すればいよいよ解らなくなる。私は快活な気分でなければ何一つやらない。
根をつめたり、あまり緊張すると、私の判断は、くもり、悲しくなり、疲れる。視力がみだれ、とまどう。。。。。。この本がいやになれば、あの本をとり、何をするのもじゃまくさいときしか本に熱中したりしない」
学生の頃に書かされた読書感想文のせいで読書が苦行のように思えた。何かを無理に学ぼうとするのは日本人の生真面目さからだと思う。記憶に残らない本は所詮その程度の本なのだ。
もっと自分を解放したい
これはお土産屋さんで買った3本10ユーロの安物。
ヘビロテのフランスの黒。
フランス人はストールが命。
フランス語教師ギョームも。
彼は毎回授業中にコーラを飲む。
たった一度の人生、もっと自由で良いんじゃないかと彼を見て思う。
みんな金が欲しいのだ
夫からの誕生日プレゼントはAmazonギフト券。開封せず、夫の誕生日プレゼントとして使っている。これが私たち夫婦の形。
ある人に「物よりお金」と言われて以来、物は渡さないことにしている。「みんな金が欲しいのだ。そうして金より外に何も欲しくないのだ」は漱石の言葉。
今日の一冊。
サド侯爵から逃げて来た貧しい女より、兎の飼育で老後の生計を立てている腰の曲がった男に惹かれた。清潔できれいに整頓されている男の兎小屋を想像しながら自分の部屋を片付けた。
娘がいたら、、、
絹のシャツと金の鎖が似合うフランソワーズを描いてみた。
娘がいたら、おそらくわたしは彼女が十八歳になったら、誰かと恋愛して、八十歳になったらその人と手と手を取りあって死ぬことを望むでしょう。それ以上ロマンチックなことは誰にも言えないでしょう。